【北村匠海 インタビュー】doda(デューダ)の新CMに出演「今だと思えた瞬間に行動を起こす」「ためらった時点で立ち止まる」

転職サービス「doda(デューダ)」が、俳優の北村匠海さんを新CMに起用し、2023年10月1日から放送を開始します。この新CMは、「変えるなら、きっと今だ。」と題され、転職を検討中のビジネスパーソンが転職の一歩を踏み出す決意を描いたストーリーです。

北村匠海さんは、今回がCMキャラクターとしての初登場。持ち前の真摯さや一生懸命さに加え、仕事に対する悩みや葛藤、新たな可能性を追求しようとする心情変化を見事に表現しました。

撮影時には、短い15秒のCMに収めるための演技スピードを調整することが通常ですが、今回の撮影では1秒未満の20フレームの演技が必要とされ、現場では笑いが起こる一幕もありました。しかし、北村匠海さんは迷わずに演技の要望に応え、細かいニュアンスを表現しました。

また、撮影日は真夏で、台風の影響で天候が不安定でしたが、北村匠海さんは集中力を保ち、暑い中でも待機し、完璧な演技を披露しました。

CM出演にあたり、インタビューも公開されました。

北村匠海さんインタビュー

Q:本日のCM撮影はいかがでしたか︖

A:スタッフの皆様の中には、昔映画でご一緒した方が多くて、CMの現場というよりドラマや映画の現場に近い空気の中で撮影している楽しさがありました。

Q:CMの中で「きっと今だ」というフレーズがありますが、北村さんが挑戦するなら今だ!と思うことは何ですか︖

A:やってみたいことはいっぱいありますが、「あ、今やらなきゃ。今だ。」って思えた瞬間に行動を起こすことは今までもたくさんやってきました。だからこそその行動が成功や失敗という簡単な二つの枠にあてはまらない、人生においての良さがすごくあると思っています。たとえ後悔してもその後悔は別に悪いわけじゃないのかもしれない、と行動してきました。すごく些細なことでも、「今日料理作りたいな」とか「今日服買いにいこうかな」とか、仕事だけじゃなくプライベートなことから、自分の趣味も含めて、今やりたい事しかやっていないです。

Q:CMの主人公のように、なかなか一歩を踏み出せないときや何かをするにあたってためらったりするときに北村さんが心がけていることは何ですか︖

A:ためらった時点で、立ち止まるようにしています。何かの悩みの種だったり、何か自分を思いとどまらせる要因があるのなら、一回立ち止まって、周りを見回してみます。物理的にというより、自分の思考の中で一回冷静に見渡してみると「あ、今じゃないんだな」とか「あ、今だな」っていうタイミングが訪れたりするので、立ち止まることはすごく大事だと思っています。今年は前進でも後退でもない、立ち止まる年だとかを考えながら、1年間過ごすこともあります。立ち止まることも実は大事ですよね。人生にとって、転職も大きな一歩だと思います。ためらっていても「今だ」って思えるタイミングは必ずくると思いますし、立ち止まって考えることを僕は意識していると思います。

Q:CMでは次の新たな自分に成長していく様子が描かれていますが、北村さん自身、これからどんな大人になっていきたいか、今の目標はありますか︖

A:自分も少しずつ年齢が上がってきて、役者の後輩など世の中に出てきているので、改めて自分がここまでに積み上げてきたものをさらに積み上げて、みんなを牽引できるように頑張りたいというのが今の目標です。あとは、イケてるオヤジになりたいという目標もあります。ひげが似合うオヤジになりたくて、髪も伸ばしています(笑)そのために、日常も充実させたいと思います。

Q:もし今転職して、まったく別の仕事をするなら、どんな職業に就きたいですか︖

A:せっかく転職するなら、日本のみならず世界中を転々とできるような仕事はいいなと思います。色んな国の文化にも触れたいし、日本の中でも色々と行ってみたい地域があります。例えばジャーナリストやカメラマンなど、今の役者という画面の中の世界から飛び出して、自らリアルに触れられるような仕事に転職してみたいです。

Q:今後さらに挑戦してみたいことはありますか︖

A:僕自身やりたいことはたくさんありますが、自分の性格上、一つの道というよりも、自分のやりたいと思ったものに自ら手を差し伸べてきた人生です。役者しかり音楽しかり。そこから更に飛躍していくと芸術や美術も好きで、芸術系の大学に行きたかったという過去も実はあるので、今後そういうことにも触れて挑戦していけたら、と思っています。

Q:プライベートを充実させるために最近何かされていること、もしくはハマっていることはありますか︖

A:僕は本当に趣味が多いので、車もカスタムしたりとか、スポーツで言うとゴルフやランニングで汗をかいたり。あとは料理も好きですし、ゲームも好きです。自分は形から入るタイプで、形から入ると、自分の趣味がもっと奥深く、より知りたくなってくる感覚が出てきます。ゴルフでも、一度も打ったことがないのに友人とゴルフ用品を買いに行って、「このアイアンが格好いいからこれにしよう。」等とまず全部ゴルフ用品一式を揃えました。自分へのきっかけをモノから作ることは、プライベートで意識しています。

Q:ちょうど秋も深まってくる季節での放送開始ということで、秋と言えば食欲の秋、読書の秋などありますが、北村さんにとっては何の秋にしたいですか︖

A:ごはんもおいしいですし、本を読むのも好きですが、今年の秋はあらためて映画を見る秋にしようと思っていたので、「映画の秋」です。自分の好きな映画館にあらためて足を運んだりとか、過去作の見たい映画で例えばVHSしかない作品の場合はVHSデッキも買ったり、見たい映画が溜まりに溜まっているので、消化する秋にしようと思っています。

北村匠海さんは、俳優としての成功に加えて、バンド「DISH//」のメンバーとしても活動し、映画やドラマなどで幅広く活躍しています。公開待機中の作品には、映画「法廷遊戯」(2023年11月公開予定)やNetflixの実写ドラマ「幽☆遊☆白書」(2023年12月全世界同時配信予定)があります。

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