ドラマや映画で活躍中の女優・柳 美稀さんにHiRToがロングインタビューを実施!全3編に渡って人間・柳 美稀の魅力に迫るインタビューをお届けする。
第1弾では柳 美稀さんが「デビューを目指したきっかけ」や「動物戦隊ジュウオウジャーに出演した時」のエピソードについて話を聞いた。
【デビューを目指したきっかけ】
ーーデビューを目指したきっかけは?
柳 美稀(以下、柳) 母親が国民的美少女コンテストへの応募を勧めてくれて「折角だからやってみよう」とオーディションを受けて、2次審査・3次審査まで進んで、それがきっかけで事務所に入らせてもらえて…という感じです。
ーー国民的美少女コンテストは凄い方を輩出されてますよね?
柳 人数もすごく多くて、東京会場だけで6,000人位いましたね。
ーーオーディションで工夫したことは?
柳 ありのままの自分をみてもらおうという感じで好きな格好をして行きました。
ーーどんな格好で?
柳 オーディションらしからぬロングワンピースのスタイルが本当にわからない格好で(笑)
ーーごまかす系の(笑)?
柳 好きな格好で行ったらそうなりました(笑)
ーースタイルがいいのに?別にだしてもいいですよね?
柳 いやいやいや。「場違いなんだな」と周りを見てわかりました。スカートとかミニスカートを履いてる方ばっかりだったので「これ間違ったなぁ、1人だけ浮いてるなぁ」と思いました。
ーーそれでも今、こうやって活躍されてるっていうことは当時から光るものがあってということだと思いますけど、お母さんのお陰ですね!
柳 母のお陰でこの世界にいるっていうのは間違いないことです。
ーー当時から芸能界へのあこがれはあった?
柳 人前にでるのが凄く苦手でした。
ーーそうなんですか。
柳 学校でみんなの前で発表する事が本当に苦手で、できればやりたくないと思っていました。雑誌とか見るのは好きでしたが、まさか自分がこういう仕事ができるとは思っていなかったですね。本格的になってやるという、自信がなかったです。
ーーお母さんに感謝があって、今に至るということですね?
柳 両親に感謝です。東京に出してくれたのも両親の許可がないとできなかったと思います
ーー東京に出られてきたのは何歳の時ですか?
柳 17歳の時です。
ーー17歳というと多感な時期で、怖かったりしませんでした?東京って
柳 ほとんど来たことがなかったんです。どういう場所かどうか、怖いイメージ自体がないっていうか…よくわかってないという感じでした。
ーー親元から離れる淋しさは特になかったですか?
柳 なかったですね。「1人暮らしヤッホーい」みたいな。(笑)
ーーなるほど(笑)
柳「自由だーっ」て。
ーー自由な方に好きに行っちゃうタイプだったんですね?
柳 上京してからはなんだかんだいって、淋しくなっちゃって、1回実家に帰ったり、ちょっとホームシックになったりとかはありましたけど。基本的には楽しんでました(笑)
ーー在籍しているオスカープロモーションは芸能界の中でも大きな事務所ですが入る前のイメージと入った後の感想は?
柳 最初は本当に「絶対怖いところだろう」というイメージしかなかったです(笑)
ーーそうですか?
柳 凄い厳しくて、マネージャーさんとかも距離を保って仲良くなるとかではなく、「仕事だから」っていう、がちがちのイメージでした。でも実際は、担当してもらっているマネージャーさんは結構フレンドリーで距離も近くてプライベートの話も凄くします。そういう面では思っていたのとは正反対でした。
ーー事務所には大物の方も多数いらっしゃますが、そういった先輩方と話した感想は?
柳 事務所でお見かけしたことはありますが、軽く「おはようございます」とあいさつした位でちゃんと話したことはないです。めちゃくちゃ人見知りで、自分から話にいけないっていう…
ーーそうなんですね(笑)
柳 事務所で凄い方がいると、緊張しちゃいます。
ーーやっぱり自分から話しかけにいくのは…
柳 勇気がいりますね。
ーー後輩との接点もあまりないですか?
柳 会う機会があまりないのと。事務所にもそんなにしょっちゅう行かないです(笑)
ーー基本的には現場に行くことが多いですよね?あまり接点はないという感じですかね
柳 共演した事がある方や同じチーフマネージャーに担当されてる方とはよく喋ったりすることもありますね。
【動物戦隊ジュウオウジャーに出演】
ーー出演作品に関して。2016年の動物戦隊ジュウオウジャーのジュウオウシャーク・セラ役なんですが、このお仕事はどんなイメージでしたか?
柳 オーディションを受けました。オーディションも、まだ2つ目とかで…最初は映画のオーディションでドラマのオーディションはこれが初めてでした。お芝居も右も左もわからない状況で「どうしよう?」というのが正直なところでしたね。
ーーレッスンはされてたんですか?
柳 数回しかしてませんでした。撮影がどういう風に進んでいるのかも分からなかったです。
ーーえっ?
柳 いきなりぶっつけでやってみよう!みたいな気持ちでやりました。
ーー機転が利くタイプなんじゃないですか?
柳 最初の方は監督から「もっとこうして」とか「もう1回やって」って何テイクも撮り直してもらって。それから、どんどんちょっとずつ慣れていって。お芝居を1から学んだ現場ですね。
ーー同年代の方々が現場には多かったと思いますが、現場のムードは良かったですか?
柳 仲良しでした。ヒロインが2人いるドラマなんですけど、今も話したりプライベートでも会ったりするぐらい、年も近くて話も合うんです。仕事の話からプライベートの話まで。全部してます。
ーーセリフ覚えのコツはありますか?自分オリジナルな
柳 繰り返すしかないですね。まず読んで、話を理解して、長ゼリフに関しては、1行2行ずつ位を覚えて。繰り返して見ないで言えたら、次の行に行って、でもう一回次のところを繰り返して…勉強しているみたいな感じですね。
ーー役者さんって本当に大変ですよね。俳優さんや女優さんは求められてセリフを覚えるわけで。前日に覚えてというタイプですか?一夜漬け派ですか?
柳 完璧に覚えこむのは、本当に2日・3日前くらい。追い込まれると本領を発揮するタイプですね(笑)
ーーなるほど(笑) そういいながら活躍されてきていて凄いです。ご自身の中ではこの頃は成長してきた時期だと思いますが、苦労した点はありますか?アクションシーンもあったと思いますが
柳 休憩時間にアクションのチームと一緒に練習して、その中で覚えた技を組み込んでもらったり、応用してました。難しいとかは思わなかったですけど、とりあえず朝が早い(笑)
ーー朝が苦手な方ですか?
柳 苦手です(笑)
ーー僕もそうなんです。本当に朝が苦手で。夜型です。
柳 最近話を聞いたんですけど、これは遺伝子上の問題らしいんです!治らないですね(笑)
ーー子供がまだ2歳ぐらいなんですけど、子供が起きても僕まだ寝てますからね。子供の方が早起きです。
柳 (笑)
ーー遺伝子では治らないですね(笑)
柳 夜型か朝型かは決まってしまっているので、しょうがないです(笑)
ーーいい情報を聞きましたね。妻にも「これは遺伝子の問題なんだ」って言い訳します(笑)
柳 私も母親に言ってます。これは遺伝子だからねって(笑)
<プロフィール>
柳 美稀(やなぎ・みき)1997年8月24日生まれ。大阪府出身。2016年2月に スーパー戦隊シリーズ「動物戦隊ジュウオウジャー」シャーク/セラ役でデビュー。翌年、ドラマ「ふたりモノローグ」で初主演を演じた。その後も、ドラマ・映画・舞台などに出演。近年の出演作にドラマ「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-
」「24JAPAN」、タクフェス第7弾 舞台「流れ星」など。映画「賭ケグルイPart2」が2021年5月公開予定。
(インタビュアー:山口義徳)
出身地である愛知県大府市のスペシャルサポーター就任の話やテレビ朝日「24 JAPAN」、自身の写真集について語ったインタビュー第2弾、柳さん自身のパーソナリティや「あなたにとってのヒーローは?」を聞いたインタビュー第3弾は近日アップ予定。お楽しみに!