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【眞栄田郷敦・見上愛】クルマって人生とか思い出の中の、必ずしも主役じゃないけれど、みんなの思い出の一部に必ずいるんだなということを、この長い時代を撮っていく中で感じました

日産自動車は、創立90周年を記念して新たなムービー「NISSAN LOVE STORY」を公開。このムービーには俳優の眞栄田郷敦さんがケン役、見上愛さんがメリー役として登場、複数の時代を超えて描かれる壮大なラブストーリーが展開されています。
眞栄田郷敦(まえだ ごうどん)さんは2000年1月9日生まれで24歳(記事掲載時)。アメリカ・ロサンゼルス出身で、2019年に映画『小さな恋のうた』で俳優デビュー。映画『東京リベンジャーズ』シリーズや『カラダ探し』、大河ドラマ『どうする家康』など出演。また主演映画『ブルーピリオド』が2024年8月9日に公開。

見上愛(みかみ あい)さんは、2000年10月26日生まれで23歳(記事掲載時)。東京都出身。2019年にデビュー、映画やドラマ、舞台、CMで活躍。2024年にはドラマ「春になったら」や「Re:リベンジ‐欲望の果てに‐」に出演、主演映画「不死身ラヴァーズ」も公開。また、NHK大河ドラマ「光る君へ」やNetflixシリーズ「恋愛バトルロワイヤル」にも出演。

「NISSAN LOVE STORY」では、スカイライン ハードトップ2000GT KGC110型(ケンメリ)や日産アリア B9 e-4ORCE FE0型など、1950年代から現代までの合計37車種が登場。各時代の文化やファッション、ヘアメイクが再現され、甘く切ない物語が日産車とともに描かれています。
日産90周年記念ムービー | NISSAN LOVE STORY
【1950年代】ストーリーは1950年代の銀座から始まります。当時のファッションに身を包んだケンが、「ダットサンセダン 113型」(1956年式)を修理していると、喫茶店から出てきたウェイトレスのメリーに思わず目を奪われ一瞬で恋に落ちます。そして、吸い込まれるように喫茶店に入っていく様子が描かれます。

【1960年代】「ダットサンサニー1000 クーペ KB10型」(1968年式)でメリーをデートに迎えに行くケン。家の階段から降りてくる彼女を緊張した面持ちで迎えると、お互い笑顔を浮かべ照れた様子。2人はクルマに乗り込み、夜のドライブを楽しみます。

【1970年代】季節は夏に変わり、当時のサマールックに身を包んだ2人。ルーフキャリアにサーフボードを載せた「チェリーX-1 PE10型」(1970年式)が登場。8mmのカメラで海を撮影するケンに向けて、突然メリーが水鉄砲で攻撃すると、2人で追いかけ合いながら大はしゃぎ。

【1970年代】ドライブインで「ローレル ハードトップ 2000GL-6 KHC130型」(1972年式)のボンネットを磨くケン。そこに、踊りながらノリノリでメリーが登場。ケンは、ミュージカルのように彼女の手を取り車内にエスコートします。そして、そのまま70年代の人気車種がずらりと並ぶドライブインシアターで、映画を楽しみます。ケンがメリーと手を重ねると、自然とロマンチックなムードに。

【1970年代】「スカイライン ハードトップ2000GT KGC110型」(1974年式)で、一本道を気持ちよくドライブするヒッピースタイルに身を包んだ2人。大きな木の前でクルマを降りると、目の前には絶景が広がります。クルマに寄りかかりながら、楽しそうに会話する2人が映し出されます。

【1980年代】「ニッサンBe-1 BK10RHA型」(1987年式)を運転しながらメリーがケンに話しかけるも、どこか浮かない表情で素っ気ない態度をとるケンに、メリーは寂しげな表情を浮かべます。

【1990年代】コンサバスタイルでディスコを楽しむメリー。ディスコの前では、「シルビア Q’S S13型」(1988年式)に乗ったケンが迎えに来ています。そこに疲れた表情でメリーが乗り込むと、それを見たケンは悲しそうな表情を浮かべます。2人の間に気まずい時間が流れたまま、夜の暗闇に向けクルマが走っていきます。

【2000年代】「フェアレディZ バージョンST Z33型」(2002年式)でドライブをしていると、2人で撮ったプリクラが貼られた携帯が目に留まります。すると、メリーが足元に落ちている自分のものではないアクセサリーを発見し、ケンに詰め寄ります。怒った彼女はクルマを飛び出し、彼が追いかけるも、諦めて座り込んでしまいます。あたりは一瞬で夜になり、クルマのハザードランプが虚しく点滅します。

【2010年代】雨の中「ジューク 16GT F15型」(2014年式)でドライブするケン。助手席にはメリーの姿はなく、音楽プレイヤーとガムが置いてあるだけ。

【2020年代】そして、時が流れ、「日産アリア B9 e-4ORCE FE0型」(2023年式)で2人の思い出の地を友人と訪れたメリー。記念撮影をしていると、「ラシーン タイプⅡ RFNB14型」(1995年式)が停まり、中からケンが現れます。偶然の再会に驚きながら見つめ合う2人。2人で訪れた思い出が鮮明によみがえりながらも、特に会話することなく、お互いのクルマに乗り込み、反対方向の道に進みます。2人はどこか吹っ切れたような晴れやかな表情をして運転をしています。
最後に、「どこ行く?」とメリーが問いかけると「どこまでも」とケンが応え、ストーリーが終わります。

眞栄田郷敦さん・見上愛さんインタビュー
撮影を終えて、まずは感想をお聞かせください。
眞栄田さん:めちゃくちゃ楽しかったですね。各10場面くらいあるんですけど、年代によってクルマもファッションも2人の関係性も違うので、すごくやりがいのある撮影でした。
見上さん:映画の撮影をしているような気分になるくらい、いろんなことにこだわって撮影をしていて、すごく楽しかったです。
映像では、歴代日産車が全37車種登場しています。おふたりが一番印象に残っているクルマとシーンを教えてください。
眞栄田さん: やっぱりスカイラインはカッコよかったですね。見た時のインパクトがすごかったです。ドライブインシアターのちょっとミュージカル風にふざけてるシーンの撮影がすごく楽しかったです。
見上さん:クルマはチェリーが可愛かったです!海で撮影している時に、砂浜に停めていたんですけど、海の青とチェリーの車体のオレンジのコントラストが、めちゃめちゃ可愛かったですね。それまでがちょっと暗いシーンの撮影が続いたので、シーン自体も楽しくて、とても思い出に残っています。
映像では、「クルマが2人の距離を近づける」ことを一つのテーマとしていますが、それぞれ、忘れられないドライブの思い出やエピソードはありますか?
眞栄田さん:「ドライブスルー」
ドライブ行く時は、必ずドライブスルーに行くんですよ。とりあえずどこかしらのドライブスルーに行って、ワイワイ何か食べたりしながら過ごす時間がすごい好きです。
見上さん:「涙のドライブ」
これキャッチーに言っちゃっただけでした(笑)大したことじゃないんですけど、中高の同級生たちとよくドライブするのですが、仕事とかが重なって疲れてるときに、深夜に急に友達が家に迎えにきて、「今からちょっと見せたい景色あるから」って、すぐに出発して、長野の方まで行って朝日を見せてくれたんですよ。それがあまりに綺麗すぎて、もう泣いちゃって、すごく思い出に残っています。
今年中に、ドライブでおでかけしたい場所やおでかけ先で挑戦したいことがあれば教えてください。
眞栄田さん:「グランピング」
グランピングしたり、バーベキューに行くのがすごい好きです。今度、富士山の麓に行こうかなと思っています!大型スーパーとか行って、大量に食材買ってとか、クルマじゃないとなかなかできないことだから、ドライブで行きたいですね。
見上さん:「湖めぐり」
私も山梨とか長野の湖を巡るのが好きで、友達とよく湖に遊びに行っているので、今までは自分の運転じゃなくて友達の運転で連れていってもらってたので、今度は私の運転でみんなを連れて行きたいなと思っています!
ムービーをご覧になる視聴者の皆様にメッセージをお願いします。
眞栄田さん:現在までの時代の変化とクルマの変化、ファッションの変化、この2人の関係性の変化をすごく面白く描いていて、本当に日産さんの90周年に相応しい、素敵な、いわゆるエモい作品になっているんじゃないかと思います!
本当に素晴らしいスタッフの皆さんと一緒につくらせていただいたので、ぜひ最初から最後までそのストーリーを感じてもらえれば嬉しいです!
見上さん:今回日産さんが90周年ということで、私の祖父がずっと日産さんのクルマに乗っていて、ちょうど90歳をちょっと越えたぐらいの年齢なんです。今回出てきたクルマも、祖父が乗っていたスカイラインやフェアレディZも出てきましたし、両親が結婚して初めて買ったクルマがフィガロだったんですよ。
2人の恋人の関係性を演じている中で、両親にもこういう時間があったのかなと思い返すことがあって、クルマって人生とか思い出の中の、必ずしも主役じゃないけれど、みんなの思い出の一部に必ずいるんだなということを、この長い時代を撮っていく中で感じました。このムービーを観た方々も、懐かしいなっていう気持ちだったり、逆にこういう時代があって今自分たちの時代があるんだなというように、クルマと共に感じていただけたら嬉しいなと思います!
ロケ地情報
CMに登場する撮影場所は、茨城県つくばみらい市の「ワープステーション江戸」、東京都中野区上鷺宮の「三岸アトリエ」に隣接するマンション「カーサビアンカ」、静岡県裾野市の「十里木ドライブイン」、横浜市中区新山下の「横浜ベイホール」、横浜市港北区の「ニックアーバンハイム大倉山」が見える「太尾町第二公園」付近、北海道の美瑛町にある「ケンとメリーの木」かもしれません