千葉雄大パールの魅力や思いを語るスペシャルインタビュー

【スペシャルインタビュー】
「Gender-fluid Pearls 僕とパールの秘密。(前編)」

ドラマ、映画、そして舞台と、幅広く活躍する千葉雄大。31歳の誕生日に自分へのプレゼントとしてパールネックレスを選んだ。パールのある生活を楽しむようになった千葉さんに、2回にわたりその魅力について話を訊く。

―「パールは女性が身につけるもの」という先入観がまだまだ強いように感じられますが、千葉さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
僕には、「パールは女性だけのもの」という先入観は全くありませんでした。もともと友人のファッションデザイナーさんがコレクションでパールのスタイルを提案していたのを見て、素直に「あぁ、格好いいな」と思ったのが、自分でもパールを楽しむようになったきっかけです。

―16世紀のチューダー朝のイギリスでは、ヘンリー8世がパールを愛用していたという記録が残っていますし、宮廷人たちも片側の耳にパールのイヤリングをしていたそうです。
なるほど。だから歴史的に見ても、男性がパールを楽しむことは特別なことではないんですね。

―いま、一般的にいう男らしさとは何かという意識が変化しているように思われます。
たしかに男らしさという定義が変わったほうがいいと思うこともありますが、変わらなくてもいいのかなとも思います。それよりも、ゆくゆくは男らしいという言葉がなくなればいいというのが僕の考えです。例えば筋骨隆々の体育会系の人がいてもいいし、しなやかに振る舞う人がいてもいい。だから男らしさが変わるというよりも、あらゆるタイプの男性が認められる、そういった多様性のほうが大事だと考えています。

―実際、日常的に普段の生活でパールを身につけるようになって、ご感想はいかがでしょう。
僕は、パールはフォーマルな服装に似合うという思い込みがあって、今日もジャケットやスーツに合わせるんだろうと思っていました。あるいはパーティなどのイベントで、ちょっとした非日常を演出する小道具としてパールを認識していました。でも実際に自分でも身につけるようになって、ラフな白いTシャツとデニムにパールを合わせてみたりすると、想像していた以上に格好よかったです。自分の手持ちの洋服にも合わせてみましたが、ハードなライダーズジャケットにもフィットするし、フリンジのついたシャツに合わせてもかわいい。自分でつけるようになって、パールにはさまざまな装いになじむ汎用性があることと、普段使いできることを実感しています。

(Photos by:下村一喜)

―パールを楽しむときのポイントはありますか? 
先ほどの男らしさの話にも通じますが、男性に似合うものというよりも、自分に似合うものを探すべきだと思います。華奢なデザインのものはやはり繊細なスタイルに似合う傾向がありますし、逆もまた真なりでしょう。

―本日の洋服とパールのコーディネイトについて伺います。まず最初のコーディネイトですが、黒いシャツと襟なしのジャケットに「ミキモト コム デ ギャルソン」のネックレスを3本重ねづけしています。
これはもう、僕のイメージ通りのコーディネイトですね。まさに、こういう組み合わせでパールを楽しみたいと思っていました。

―次は、黒いシャツに約4mのロングネックレスを何重にも巻いています。
この長いネックレスは憧れのパール使いですね。いつかは、パールをこういう風に身につけてみたいと思いました。もうひとつ、初めてパールのリングとブレスレットをつけさせていただいたのですが、すごくきれいで気分が高揚しました。次に買うとしたらリングとブレスレットだな、と心に決めました。

(Photos by:下村一喜)

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