2022年に『おいしいごはんが食べられますように』で第167回芥川賞を受賞した作家・高瀬隼子さんの小説『うるさいこの音の全部』(文藝春秋)が映画化され、2026年冬に全国で公開されることが発表されました。
本作で主人公・長井朝陽(ながい・あさひ)役を演じ、映画初主演を飾るのが、女優の川床明日香(かわとこ・あすか)さんです。

川床さんは2002年7月10日生まれ、福岡県出身。 2014年に開催された「第18回ニコラモデルオーディション」にて、11,256人の応募者の中からグランプリに輝き、雑誌『nicola(ニコラ)』の専属モデルとして約4年半にわたり活躍しました。
近年の活躍もめざましい、川床明日香さんの経歴と魅力
モデルとしてキャリアをスタートさせた川床さんですが、近年は女優として着実に実績を重ね、活躍の幅を広げています。
連続テレビ小説『虎に翼』への出演をはじめ、ドラマ『先生さようなら』、『約束~16年目の真実~』など、話題作への出演が続いています。 また、現在公開中の映画『長崎-閃光の影で-』にも出演しており、その繊細な演技力で注目を集める若手女優の一人です。 これまでに映画『沈黙のパレード』や舞台『こまつ座 第153回公演「フロイス-その死、書き残さずー」』など、数多くの作品に出演しています。
「違う自分への違和感」川床明日香さんが語る役への思い
本作『うるさいこの音の全部』は、ゲームセンターで働きながら小説家としてデビューした主人公・朝陽が、文学賞の受賞をきっかけに世間から注目を集め、職場や友人との関係性が少しずつ変化していく様子を描いた物語です。
「作家デビューの舞台裏」をテーマに、名声によって変わっていく人間模様の中で、主人公の感情の繊細な動きを丁寧に描き出します。
自身も芸能界という世界で活躍する川床さんは、本作の脚本を読んで深く共感したといいます。今回の映画化に際し、次のようにコメントを寄せています。
脚本を読んでみて、 仕事をしている私と生活している私。同じであるけど違う。
私はこれまでにそのことについて何度考えを巡らせたのだろうと思いました。
でもそれは家族や友達といる時の自分、学校や会社での自分といったどんな人も感じたことのあるものなのではないのかと思います。
同じであるのに違う自分への違和感たちをどう映像に映し出せるのだろうと今から胸をときめかせています。
また、初主演という大役に向けて、「身が引き締まる思いです。これまでとこれからの全てに感謝して長井朝陽を生きていきます。よろしくお願いします。」と力強い意気込みを語っており、本作にかける並々ならぬ情熱が伝わってきます。
芥川賞作家の小説を実力派チームが映画化
原作者の高瀬隼子さんは、自身の小説が初めて映像化されることについて、「人物が、物語が、スクリーンの中でどのように息をするのか、全然想像できなくて、すごく楽しみです。」と期待を寄せています。
監督は、2023年公開の映画『ぬけろ、メビウス!!』で若者の葛藤を瑞々しく描き、注目を集めた加藤慶吾さん。 脚本も同作でタッグを組んだ村上かのんさんが担当し、原作の持つ繊細な心理描写を、映画ならではの表現で再構築します。
映画は2025年秋に撮影を開始し、2026年冬の公開を目指して制作が進められています。 また、作品を最高のクオリティで観客に届けるため、クラウドファンディングも開始予定とのことです。
文学作品の新たな映像表現と、主演・川床明日香さんの挑戦に、ぜひご注目ください。


















