【中西悠綺】最新主演映画「雨の器」で週刊誌記者役に ふるいちやすし監督とタッグ、伊勢志摩を舞台に描く愛の物語
女優の中西悠綺さんが、ふるいちやすし監督の最新短編映画「雨の器」で主演を務めることが発表されました。本作は、日本の美しさを世界に発信するという強い想いから、三重県の伊勢志摩でオールロケーション撮影を敢行。世界有数の国際映画祭での受賞を目指し、2025年7月3日にクランクインを予定しています。

中西さんが演じるのは、人一倍正義感の強い女性週刊誌の記者、関口花凛那(せきぐち かりな)。DV疑惑をかけられた男性・陸斗(りくと)を取材するため伊勢を訪れますが、彼の旅が深い懺悔のためだと知り、次第に心を寄せていきます。苦しむ陸斗への感情がやがて愛へと変わっていく、繊細な心の動きが描かれます。
主演の中西さんは、中国映画『ワンダフル旅行社』で日本人女優として初の主役に抜擢されたほか、テレサ・テンさんの「時の流れに身をまかせ」や松任谷由実さんの「冷たい雨」を公式に中国語でカバーするなど、中華圏で絶大な人気を誇ります。SNSの総フォロワーは100万人にのぼり、元モーニング娘。リーダーの高橋愛さんが率いるダンスボーカルユニット「GOKI-GENs」のメンバーとしても活動するなど、その活躍は多岐にわたります。
メガホンを取るのは、日本映画監督協会の国際委員も務めるふるいちやすし監督。脚本から音楽まで一人でこなすマルチクリエイターとして知られ、2017年にはロンドン・フィルムメーカー国際映画祭で長編外国語映画部門の最優秀監督賞を受賞するなど、国際的な評価も高い実力派です。



脇を固めるキャストも魅力的な俳優陣が揃いました。物語の鍵を握る陸斗役には、『ミスター・ジャパン』でグランプリを受賞後、シンガポールや香港など海外でも活動経験を持ち、数々のCMや映像作品で活躍する渡部純平さん。陸斗の妻・早江役は、2005年に『恋は五・七・五!』などで毎日映画コンクールの新人賞を受賞し、その後もNHK連続テレビ小説『エール』や『ミステリと言う勿れ』など話題作への出演が続く関めぐみさんが務めます。
さらに、編集長役には宝塚歌劇団専科の元男役スターで、蜷川実花監督の映画『DINER』にも出演した沙央くらまさん、宿坊の女将役にはNHK大河ドラマ『篤姫』や『鎌倉殿の13人』などでの名演が光る中尾文子さん、そして物語の重要な役どころである雨の精役には、「関西コレクション2025ss」への出演も決まっている期待の若手、森本青杏さんが抜擢されました。実力と個性を兼ね備えたキャストが、伊勢志摩の美しい風景の中でどのような物語を紡ぎ出すのか、期待が高まります。


