京王電鉄株式会社が、新型通勤車両「2000系」のプレス向け取材会を2025年10月27日(月)に開催しました。この新型車両は、2026年1月31日(土)から京王線内での営業運転が開始される予定です。


本イベントには、子育て世代をはじめとした全ての世代にやさしい車両というコンセプトにちなみ、3児の母でママタレントとしても活躍する藤本美貴(ふじもと みき)さんが登壇しました。藤本さんは1985年2月26日生まれ、北海道滝川市出身。2009年にお笑いコンビ・品川庄司の庄司智春さんと入籍し、現在は13歳の長男、10歳の長女、5歳の次女の母として、育児の経験を赤裸々に語るYouTubeチャンネル「ハロー!ミキティ」が登録者数100万人を達成するなど、多くの支持を集めています。
「笑っているようなデザイン」 新型車両の“やさしさ”に感動
普段から「子どもが電車通学だったりするので、学校に一緒に行くときもそうですし、お出かけも電車で行くほうが便利なところも多いので、よく子どもたちと利用します」と明かした藤本さん。
「すべての世代に、やさしく、そして、ワクワクしてもらえる車両を」というコンセプトのもと開発された新型通勤車両「2000系」を実際に見学し、「素敵な車両で、優しさが詰まっていると思いました。優しい色合いだったり、スペースの使い方に、細かいこだわりを感じました」と、その印象を語りました。
また、丸いフォルムが特徴的な車両の“顔”については、「電車の正面の“顔”でいいんですかね? 笑っているようなデザインで、すごく可愛いなと思いました。色合いも落ち着いていて、安心して乗ることができそうです。落ち着ける空間だなと思いました」と笑顔で話しました。


大型フリースペース「ひだまりスペース」に期待「堂々と、畳まずに乗れそう」
新型通勤車両「2000系」の最大の特徴は、5号車に設置された京王電鉄初となる大型フリースペース(愛称:ひだまりスペース)です。
このスペースを見た藤本さんは、「電車ではベビーカーを畳まなきゃいけないのかなと思いますが、堂々と、畳まずに乗れそうなくらいスペースが広く、いろんな方が気持ちよく使えそうですね」と、子育て世代の視点から大きな期待を寄せました。
さらに、ベビーカーでの電車移動の経験について、「子どもを抱っこして、子どもの荷物もある中で『ベビーカーに子どもが乗ってないんだったらたためよ』みたいな声もあると思う」と、周囲の視線に触れつつ、「ベビーカーは子どもを乗せるだけじゃなく、荷物を乗せるためにも使っています。子どもがいるとどうしても荷物も多くなってしまう」と実情を説明。
「また、ベビーカーを畳むと、逆にスペースが確保できず、子どもが潰されそうで怖いという思いもあります。ひだまりスペースではベビーカーを心置きなく広げられるのが嬉しいですね」と、実体験を交えながら共感した様子でコメントしました。
「混んでる時間に乗るなよ」子連れ移動の“リアルな悩み”を告白
イベントでは、「子育て世代の電車あるある」と題したトークセッションも行われました。
『乗り合わせている方から冷たい目で見られているように感じる』という“あるある”に対し、藤本さんは「わたしはハートが強いので、お構いなく乗っているタイプです(笑)。子どもも電車には乗っていいわけですから」と、持ち前の明るさで会場を和ませました。
一方で、「でも、気持ちはわかります。子どもは声が大きかったりして、静かにすることができないときもある」と理解を示し、「やっぱり、周りのお母さんでも悪く言われたり、邪魔そうにぶつかられちゃったりする人の話も聞いたことがあるので、それは怖いなと思います」と、子育て中の親が直面する現実にも言及しました。
さらに、「よく『混んでる時間帯に乗るなよ』とも言われますが、その時間に乗らなきゃいけない理由があるので・・・」と苦笑い。子育て世代ならではのリアルな悩みを赤裸々に語りました。


駅で感じる“人の優しさ”「電車って本当に素敵な場所」
子連れでの電車移動には大変な面がある一方で、人の温かさに触れる機会も多いと藤本さんは語ります。
「ずっと話しかけてくれるおばあちゃんとか、大学生くらいの子とか、一緒に乗り合わせている方の優しさに触れる機会は多いです」と明かし、「東京ってなんだか冷たいイメージがあったけど、階段でベビーカーを持ちながら困っていると声をかけてくれる方も多くて。(中略)優しい人がたくさんいるというのを駅で感じることも多いですね」と、心温まるエピソードを披露しました。
「子どもが泣いてグズグズしていたとき、気を紛らわせてくれる人に出会ったりすると、電車って本当に素敵な場所だなと感じます」と、穏やかな笑みを浮かべました。
理想の休みは「子どもたちとお出かけ。あ、庄司さんも(笑)」
イベント後の囲み取材で、「好きなだけ休めるとしたら何がしたいですか?」と聞かれた藤本さん。
「まず一週間くらいは家にいて、家を片付けたいです」と現実的な(?)願望を口にしつつ、「それから次の一週間は子どもたちと出かけたいですね。あ、庄司さんも忘れちゃいけないですね(笑)。今の季節からだと、紅葉や、雪が降る場所に行ったり、いろんなところに出かけて、思い出をいっぱい作りたいです」と元気にコメント。理想の休日プランに、夫・庄司智春さんをしっかり含める気遣いも見せていました。


















