2025年に青森りんごが植栽150周年を迎えることを記念し、一般社団法人青森県りんご対策協議会による新TVCM「青森りんご植栽150周年」篇が、2025年7月1日より公開されます。7月1日から青森県内で限定放映された後、順次全国でオンエアが予定されています。

このCMに「青森りんごアンバサダー」として出演するのが、タレントの王林さんです。青森県出身の王林さんは、2013年から2022年までご当地アイドルグループ「りんご娘」のリーダーとして活動。現在は故郷である青森県への深い愛情を胸に、第一次産業や地方の活性化に情熱を注いでいます。
CM(15秒編)
メイキング動画
インタビュー動画
今回のCM撮影では、白いワンピースに身を包み、笑顔で現場入りされた王林さん。終始天真爛漫な姿で周囲を明るく盛り上げる一方で、ひとたびカメラが回ると、細かい表情や持つりんごの角度にまでこだわるプロフェッショナルな一面を見せました。りんごをかじるシーンでは、カットがかかると「美味しい!」と絶賛し、もう一口かじるお茶目な姿もあったそうです。


撮影を振り返り、王林さんは「本当にスタジオに直接生えているような3本の苗木がセットされていて、私は青森りんごに囲まれて育ってきたから当たり前ですが、目の前に3本の苗木を見たら、ここから始まったんだっていうのをすごいリアルに感じて、青森りんごに対しての思いがより強くなる撮影でした。見どころは、このCM自体がたくさんの人たちのりんごに対しての愛情が詰まっているCMになっていると思うので、そこに注目してほしいです」と語ります。
そんな王林さんにとって、青森りんごとの一番の思い出は、アイドル時代に経験した出来事だと言います。「小中学生くらいの時に青森りんごのPRで初めて台湾に行かせていただいたことです。台湾の人たちは、この青森りんごがすごい高価なものとして知っていただいていて、青森から来ましたって言っただけで、『あっ、あのりんごのところから来たの』と言ってすごいみんな優しくしてくださっていたし、りんごもすごく美味しく食べてくださって。やはり青森から生まれた身からすると、こんなに青森のりんごを愛してくれてる人が国境を越えていたんだっていうのがすごい衝撃的だったし、より台湾の人たちにこの青森リンゴの素晴らしさを伝えられたんじゃないかなというのと、皆さんからも青森りんご大好きだよという言葉を聞いて青森に生まれて良かったなーって思った瞬間でした」。

自身の「人生の転機」について問われると、少し照れた様子で、しかし真っ直ぐにこう答えました。「なんかカッコつけてるみたいで恥ずかしいんですけど、もう生まれた瞬間だと思います。それはなぜかというと、本当に王林という名前で活動してるのもそうですが、青森に生まれてなかったら全く違う人生を歩んでたと思うんですよ。もしかしたらみんなの前に現れるような人間でもなかったかもしれないし、りんごがある青森に生まれたからこそ歩んできてる人生なので、本当に青森に生まれて良かったなっていうのは毎日思うし、今回のこの150周年という機会としても改めて感じています」。
おすすめのりんごの食べ方については、「本当はもう丸かじりが一番おすすめ!しかも畑で食べるとれたての丸かじりリンゴがもうとてつもなく美味しいので、人生に一回は絶対やってほしいです」と、地元愛あふれる回答。また、少し古くなった場合の活用法として、「王林はりんごをカットしたのを豚肉とシソでくるくるって巻いて、甘辛いタレとソテーすると、すごくジューシーで酸味も効いたフレッシュなりんごに戻ってすごい美味しく食べられます」という家庭的な一面がうかがえるレシピも教えてくれました。
最後に、CMをご覧になる方へ向けて、「皆さんこんにちは、王林です。今回青森りんごが150周年ということで、改めてこの機会に青森りんごの美味しさだったり、つないできてくれた農家さんへの感謝を感じています。ぜひ皆さんも青森りんご見かけたらたくさん食べて、赤いリンゴに限らず、王林もたくさん食べてくださいね!」とメッセージを送りました。