三井住友カード株式会社が提供する、ナンバーレス仕様のクレジットカード「三井住友カード（NL）」の新TV-CM「街を、時代を歩く人」篇が、2025年7月1日（火）から全国でオンエアされます。約1年半ぶりに同社のCMに登場するのは、俳優の石橋静河さんです。1994年生まれ、東京都出身の石橋さんは、2017年の初主演映画『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』で数々の新人賞を受賞し、その後も映画やドラマで多彩な役柄を演じ分け、2026年度後期には連続テレビ小説「ブラッサム」で主人公を務めることも決定している、今最も注目される俳優の一人です。

今回のCMで石橋さんは、「ずっと、あたらしい」というテーマのもと、職業も背景も異なる8人の人物を演じています。撮影を終えた石橋さんは、「それぞれ違うキャラクターを演じるということで、（キャラクターごとの）違いを出せるか、少し不安だったのですが、メイクや衣装をそれぞれ別人格の雰囲気で素敵に作ってもらい、楽しい撮影になりました」と、1人で8役を演じ分けるという挑戦的な撮影を振り返りました。撮影が行われたのは6月初旬の雨が降る日でしたが、現場では梅雨の雰囲気を感じさせない爽やかな笑顔を見せていたそうです。真剣な表情で演技に集中し、カットがかかると可愛らしい笑顔を見せる、そのギャップが非常に印象的だったと撮影関係者は語ります。

CMのテーマにちなみ、「最近新しく始めたこと」を尋ねられると、石橋さんは「字を上手に書けるようになりたいと思い、『あいうえお練習帳』を買おうかなと思っています（笑）」と、チャーミングな目標を明かしてくれました。役作りをきっかけに、改めて初心に戻り「ひらがな」から練習したいそうで、「急に字を書かなきゃいけない時などに、綺麗に書いている方を見ると『お！』と思うので、がんばりたいです」と意気込みを語ります。また、コツコツ続けていることとしては、「ここ1年ぐらい、500円玉貯金をしていて。まだ（貯金箱を）開けてないのですが、だいぶ重くなってきた感じがするので、どれだけ貯まっているか見るのが楽しみです（笑）」と、堅実な一面も覗かせました。「1人の楽しみです」と語るその姿からは、日々の小さな楽しみを大切にする丁寧な暮らしぶりがうかがえます。

来年には長期の撮影も控えているという石橋さん。普段の体調管理については、「最近は、なるべく体を動かすようにしています。歩ける時は歩くとか、筋トレするとか、ピラティスやるとか。考えるより、体を動かすことを意識しています」と語ります。「考えすぎると体も固まってきて、体が固まったらいいことがないので。まずは体を動かして、頭と体をほぐしてから、いろいろやりたいなと思っています」という言葉からは、心と体のバランスを大切にする彼女ならではの哲学が感じられます。

プライベートでは旅行が好きだという石橋さん。「今年の1月に行ったモロッコが本当に素敵な場所でした」と目を輝かせ、「本当にきれいだったなって、未だに思い出を咀嚼しながら楽しんでいます」と詩的に表現します。山岳地帯と海岸沿いの人々の違いや、文化に誇りを持つ人懐っこい現地の人々との交流を、いきいきと語ってくれました。また、最近では俳優の有村架純さんと石川県の金沢へ旅行し、自らハンドルを握ってドライブを楽しんだエピソードも披露。「私が個人的な興味で『行きたい』って言ったら有村さんが『いいよ』って言ってくれた」と、能や歌舞伎の舞台である「安宅の関」を訪れたそうで、気心の知れた友人とのリラックスした時間を楽しんだようです。

そんな石橋さんが、自身のライフスタイルで“アップデートしたいこと”として挙げたのは、意外にもキーホルダーでした。「家の鍵に付けているキーホルダーが、中学生の時から使っている大きい雲のマスコットなのですが、すっごくボロボロで、真っ黒になってきちゃって。さすがに汚くなってきたなと思って、マスコットをアップデートしようかなと思います（笑）」。しかし、長年愛用しているだけあって愛着も深い様子。「このマスコット、かわいいんですよ。大きいから（かばんの中で）『どこだっけ？』ってなっても、『あ！』って手探りで見つけられる。感触がなじんでいるので。ちょっと一回洗ってあげようかな…。洗ってから今後どうするか決めたいと思います。…アップデート、多分します」と、物を大切にする優しい人柄が伝わるエピソードを語ってくれました。

どんな時も持ち歩くマストアイテムは「デーツ」だという石橋さん。「甘いし、結構お腹に溜まるし、食べるとすぐに元気が出るんです。いつ何があっても、カバンに入れておけば困らないだろうと思って、デーツは手放せません」と、その魅力を語ります。プロフェッショナルな仕事への向き合い方と、日常のささやかな事柄を慈しむ柔らかさを併せ持つ石橋静河さん。その多面的な魅力が、今回のCMでも存分に発揮されていることでしょう。