【橋本愛・peco】「希望」と「自分の中の悪魔」語られたそれぞれの未来への向き合い方

女性をエンパワーメントするイベント『ELLE ACTIVE! FESTIVAL 2025』が、6月28日にHills House AZABUDAIにて開催されました。“楽しいを発動させる”をコンセプトに掲げたこのイベントでは、CINEMA、ART、BOOKといったテーマで、日々に新たなインスピレーションを与える5つのトークセミナーが繰り広げられました。

このイベントに、俳優の橋本愛さんと、タレントでブランドプロデューサーのpecoさんが登壇し、それぞれのセッションで自身の想いを語りました。

橋本さんは、『女性が導く日本映画のこれから』と題したトークセッションに登場。日本の映画業界における女性の活躍について、映像作品プロデューサーの福間美由紀さんとトークを交わしました。業界の現状について、橋本さんは自身の経験を踏まえ、「私も福間さんと同じで、増えてきているとは思いますが、やはりまだまだ女性のプロデューサーは少ないと感じますし、私自身、女性の監督とご一緒したことがあまりありません」と率直に語ります。

また、近年改善されつつある撮影現場の労働環境にも話が及びました。橋本さんは、労働時間が明確に定められた現場を経験したことで、「心身ともにとても働きやすくなりました。限られた時間で高いクオリティを目指すことで、以前よりも現場にエネルギーが生まれ、作品の質も向上していると感じました」と、ポジティブな変化を実感していることを明かしました。さらに、昨年のベルリンでの撮影経験にも触れ、「労働時間が守られ週休二日制という働き方に感動しました」と語り、より良い制作環境への想いをにじませました。セッションの最後には、「映画業界にはまだ課題もありますが、希望をもって“映画を一緒に作ろう”と誘える時代になってきました。これからも未来のためにできることを続けていきたいです」と、力強く未来を見据えました。

一方、pecoさんは『占い&ジャーナリングで未来を切り開く! ”本当のわたし” の見つけ方』と題されたセッションに、占星術研究家の鏡リュウジさんと共に出演しました。書くことを通じて自分と向き合う「ジャーナリング」についてpecoさんは、「息子が1歳になったときから携帯のメモに日記を書いています。とはいえ、本当は紙に書く方がより良いのかもしれないと思っています」と、すでに取り入れている習慣を告白。実際に「嫌いな人」について書き出すワークを体験すると、「こうして文字にすることの大切さを実感しました」と、改めてその効果を感じた様子でした。

セッションの終盤ではタロット占いも行われ、登場したのは「悪魔のカード」。しかし、それは自分の中の影(シャドウ)と向き合うことの重要性を示すカードだと解説されると、pecoさんは深く頷き、「鏡さんの“悪魔”のお話を聞いて背筋が伸びました。自分の中の悪魔とも向き合い、仲良くなれたら、それはもう悪いものではなくなるのかもしれません」と、感謝と共に語り、自己探求への真摯な姿勢を見せました。

イベント:『ELLE ACTIVE! FESTIVAL2025』実施内容

【メインステージ】

  • ELLE BOOK CLUB 『今、読むべき一冊と出合う』
    金原 ひとみ(作家)、三宅 香帆(文芸評論家)
  • POWERED BY Philips 『 〜Be free in your Own Skin〜 自分をエンパワーメントするセルフケアとは 』
    福本 敦子 (エルスタイルインサイダー)、大山 直美(フィリップスジャパン)
  • 『 女性が導く日本映画のこれから』
    橋本愛(俳優)、福間美由紀(映画プロデューサー)
  • 『 占い&ジャーナリングで未来を切り開く! ”本当のわたし” の見つけ方 』
    peco(タレント/ブランドプロデューサー)、鏡リュウジ(占星術研究家/翻訳家)
  • 『 ウーマンズパビリオン in collaboration with Cartier / CLOSING TALK 』
    坂井佳奈子(エル編集局長)、中村昭子(エルジャポン副編集長)

【ワークショップ】

  • 古島真子「“もしも”のために楽しく備える!HAPPY防災レッスン」
  • 「旅上手な業界人が直伝!センスのいい“パッキング術”」
  • 柳生顕代「エディターと学ぼう!アートの楽しみ方講座(ショッピング編)」
  • 「旅上手な業界人が直伝!センスのいい“パッキング術”」
  • 柳生顕代「エディターと学ぼう!アートの楽しみ方講座(スタイリング編)」

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