【板垣李光人】小さい頃はよみきかせをしてもらわないと寝ない子でした 初制作の絵本を優しい声で披露

俳優として多岐にわたる活躍を見せる板垣李光人さんが、バンダイの新サービス「よみきかせキャンバス」のメディア発表会に登壇し、自身が初めて制作した絵本のよみきかせを行いました。

この日、板垣さんは「よみきかせキャンバス」のオフィシャルクリエイターに就任。就任式では、バンダイの竹中一博代表取締役社長から、板垣さんの俳優業にとどまらないクリエイティブな活動への挑戦が、同サービスの理念と共鳴するとして、熱いメッセージが送られました。これに対し、板垣さんは「これほど光栄なことはありません。オフィシャルクリエイターという立場から、みなさんにどんどんよみきかせキャンバスの魅力を伝えていきたいです。頑張ります!」と、意気込みを語りました。

トークセッションでは、「よみきかせキャンバス」について、「絵を描かれるクリエイターにとって魅力的な場所であるだけでなく、バンダイさんが目標とされているIPの創出という点も両立されている、とても素敵なサービスだなと感じました」と、その魅力を語りました。

また、幼少期の絵本の思い出について話題が及ぶと、板垣さんは「小さい頃はよみきかせをしてもらうまで寝ない子でした。母親の腕がパンパンになりそうなくらい分厚い絵本を、毎晩よみきかせてもらっていましたね」と、当時の情景を思い出しながら笑顔で語りました。

そして、自身が手がけた絵本「ボクのいろ」のよみきかせへ。絵本について板垣さんは、「主人公の『ヌル』は、真っ白な自分の身体は周りと違うなと悩んでいたところから、色々な出会いや経験を経て、自分の色に気が付いていく物語になっています」と説明。制作にあたっては「色数を多くしすぎないように気を付けました。また、絵本はどんどんめくって楽しむものなので、めくった時に同じ印象にならないようにキャラクターの構図にも気を付けました」と、細部にまでこだわったことを明かしました。

いざ、よみきかせが始まると、先ほどの緊張した面持ちから一変、落ち着いた優しい声が会場を包み込みました。読み終えた板垣さんは、「(来場者の)大人の皆さんがたくさんいる前でよみきかせをするのは不思議な感じがしました」と、少し照れた様子で振り返りました。

最後に、板垣さんは「よみきかせキャンバスには、お子様がいらっしゃる方だけでなく、大人の方も楽しんでいただける絵本がたくさんあります。僕の描いた『ボクのいろ』も幅広い世代のみなさまに楽しんでいただけるように考えて描いています。ぜひサイトでたくさんの絵本の世界を楽しんでください」と、改めてサービスの魅力を伝えました。

今回の発表会を通じて、俳優としての顔だけでなく、絵本作家という新たな一面を見せた板垣李光人さん。彼の豊かな感性と表現力が、多くの人々の心に温かい光を灯してくれることでしょう。

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