【河合優実】全力ダンス&歌唱でアイドルデビュー!? 役所広司「かつてのスーパーアイドルのような雰囲気」神木隆之介「カリスマ性がハンパない」
サントリー食品インターナショナルが手掛ける「クラフトボス」の最新TV-CM「宇宙人ジョーンズ・アイドル」篇が、9月16日から全国でオンエアされます。今回のCMには、俳優の役所広司さん、神木隆之介さん、そして若手女優の河合優実さんが出演しています。特に注目されるのは、河合さんが演じる新人アイドル“ユウミ”の華やかなステージパフォーマンスです。
このCMは、トミー・リー・ジョーンズさんが扮する「宇宙人ジョーンズ」が様々な職業に挑戦し、地球を調査する人気シリーズの新作として制作されました。今回のテーマは「アイドル」。ジョーンズはDJに扮し、新人アイドルのユウミのコンサートに潜入します。ユウミを発掘した伝説のプロデューサー“ヤクショ・K”役には役所広司さんが、ユウミの幼馴染でかつて共にユニットを組んでいた神木隆之介さんが登場。2人の視点から、ユウミの過去と現在が描かれるストーリーが展開されます。
「宇宙人ジョーンズ・アイドル(A 面)」篇(30 秒)
「宇宙人ジョーンズ・アイドル(B 面)」篇(30 秒)
「宇宙人ジョーンズ・アイドル」篇(120 秒)
河合さんが演じるユウミは、アイドルとしての自分に向き合いながら、1985年発売のアイドルソングの代表曲「なんてったってアイドル」をステージで披露。圧巻のパフォーマンスが最大の見どころです。
役所広司さん演じる“ヤクショ・K”は、ユウミを発掘した情熱的なプロデューサーとして描かれ、彼女の成長を影で支える重要な役割を担っています。また、神木隆之介さん演じるユウミの元相棒も、複雑な感情を抱えながらも彼女を応援する姿が印象的です。2人の俳優陣が見せる情感豊かな演技が、このCMに深みを加えています。
撮影の裏側では、河合優実さんがステージに立つシーンで、その緊張感を乗り越え、見事にアイドルとしてのパフォーマンスを披露したことが話題になっています。初挑戦ながらも、彼女の存在感は圧倒的で、撮影現場を一気に盛り上げました。
役所広司さんも、撮影中にノリノリで参加するなど、現場の雰囲気は終始和やかだったようです。神木隆之介さんも、観客とのコール&レスポンスのシーンで、河合さんや役所さんと共にファンと一体となり、現場のボルテージをさらに高めました。河合さんのパフォーマンスはもちろんのこと、役所さんと神木さんの情感溢れる演技も、見逃せないポイントとなっています。
さらに、ジョーンズが初挑戦したDJプレイも見どころの一つです。練習を重ねた彼のパフォーマンスは、観客だけでなくスタッフからも絶賛されました。現場は常に笑顔と笑いに包まれ、全員が楽しんで撮影に臨んだ様子が伝わってきます。
撮影後のインタビューも届いています。
神木隆之介さん、河合優実さんインタビュー
――CM 撮影の感想をお聞かせください。
【河合さん】:神木さんとご一緒できると思わなかったので、お会いできたことをうれしく思います。
【神木さん】:とんでもないです。こちらこそありがとうございます。コンテ説明の時、いつもより長いなと思ったら、2 分の長尺 CM で。今までは 15 秒、30 秒の中での瞬間的なお芝居が多かったんですけど、今回はかなりゆったりしたストーリーになっていたので、新しいなという気持ちになりました。監督も「ゆっくりお芝居していいから」と言ってくださったので、なかなかできない体験だなと思いつつ、どんな CM が出来上がるのか楽しみにしています。
――河合さんのアイドル役としてのパフォーマンスはいかがでしたか?
【神木さん】:すごかったですね。圧巻。カリスマ性がハンパなくて。どんな気分だったんですか?
【河合さん】:エキストラさんをたくさん呼んでくださって、照明も普段ライブとかを担当されている専門の舞台チームが入られたみたいで、ものすごい雰囲気でした。こんな機会はもう人生でないかもしれません。
【神木さん】:いや、またあるかもしれないですよ。とにかく迫力もすごいし、圧倒的感がすごい。役所プロデューサーの目は、間違っていなかったということですね(笑)。
【河合さん】:ありがとうございます!
――実際にステージ上でパフォーマンスをした感想は?
【河合さん】:事前にコンテを見て、アイドルになるというストーリーは分かっていたつもりですが、いざあの場に立ったらびっくりしました。自分のパフォーマンスで、あんなふうにお客さんが反応してくれる経験は初めてですし、お芝居で舞台に上がるのとは全然違った雰囲気で、「大丈夫かな」
「そんなつもりで来てなかったのに、どうしよう」と思って(笑)。でも、すごく楽しかったです。
――今回の CM で歌った「なんてったってアイドル」は聞いたことがありましたか?
【河合さん】:ありました。もちろん知ってはいましたが、フルコーラスを歌ってみると、印象よりもメロディーが難しい曲というか。かなり複雑で歌いこなすのが大変で、楽曲としてすごく作り込まれている曲だなと思いました。
――幼少期から歌やダンスをされていたのでしょうか?
【河合さん】:やっていたというほどではないんですけど、好きではありましたね。ダンスは習い事として小学生の時からやっていて、歌は習ったことはないですけど、好きですね。歌は元々家族みんな大好きで、実家にいた頃は口ずさむとかのレベルではなく、全員が本気で歌っていました
(笑)。私もその時の経験があったから、今回の撮影できちんと歌えたのかもしれません。
――デビュー当時の印象的な思い出をお聞かせください。
【河合さん】:高 3 でダンスをやっていた 18 歳の時、自分が踊って反応が返ってくることも楽しいけど、みんなで一つのモノを作るみたいな経験が楽しくなり過ぎて。今後これ以上やりたいことはないかもしれないと思って、この世界に入ろうと自分でオーディションを受けました。神木さんのデビューはお幾つの時ですか?
【神木さん】:2 歳です。記憶はないですけど、元々体が弱くて、母が何か思い出を、みたいな感じで入れたのがきっかけですね。それから年を重ねて自我が芽生え、楽しいなぁと自分でも思えるようになってきて、やめるタイミングもたくさんありましたが、その度に「できれば続けたい」と言い続けました。僕自身はよく覚えていないんですけど、ちっちゃい頃の断片的な記憶があります。初めてレギュラーで出演させていただいたドラマのタイトルバックの記憶とか。
【河合さん】:すごいですね。
【神木さん】:5 歳の頃、主演のお二方に追いかけられて、「ワーッ」とふざけるシーンがあったんですけど、僕がつまずいて転んだら、その場にいたスタッフさんも含めて、全員「大丈夫か!?」と心配して駆け寄ってくれて。元々転ぶコンテじゃなかったんですけど、転んだ用のコンテも新たに作ってもらって、それが実際にタイトルバックに使われました。その時のことはすごく覚えています。
――「クラフトボス」を飲んだ感想を教えてください。
【神木さん】:すっきりした味わいですね。「甘くないイタリアーノ」は、「甘くない」けど、「甘くなさ過ぎない」、ちょうどいい味ですよね。また、前回のリニューアルに引き続き、持ちやすくなってますよね。
【河合さん】:変わったんですね。
【神木さん】:そうなんです。ひょこってくぼみができて、持ちやすくなった。
【河合さん】:ちょっと頑張れそうになりました(笑)。よくコーヒーを飲みますが、カフェインが入ってるので、すっきりとした味に目覚めさせられますね。
役所広司さんインタビュー
――CM 撮影の感想をお聞かせください。
【役所さん】:音楽プロデューサーという役は、今まで演じたことがないですし、そんなオシャレな役に僕は巡り合えないだろうと思っていたので、今回の役を楽しみながら撮影させていただきました。
――河合さんのアイドル役としてのパフォーマンスはいかがでしたか?
【役所さん】:素晴らしかったです。僕が見いだしたアイドルですが、かつてのスーパーアイドルのような雰囲気がありますよね。独特のムードを持っていて、ちょっと大人っぽい感じもあるので、同じ俳優業界の人間としては、この CM をきっかけに彼女を音楽業界に奪われてしまうんじゃないかと心配しています(笑)。
――デビュー当時の印象的な思い出をお聞かせください。
【役所さん】:デビューは時代劇ですね。最初の撮影は馬で疾走するシーンだったんですけど、3 台のカメラで疾走する姿を狙っていて、1 台目が OK、2 台目が OK、ところが 3 台目は馬だけが通過していくという(笑)。実は 2 台目のカメラを通過した後、落馬してしまいました。それでも必死に馬にしがみついていたら、下が砂利道だったので、背中が因幡の白兎みたいに擦りむけちゃって。乗馬は事前にちょっとだけ練習したんですけど、練習した西洋の鞍ではなく、日本の木でできている和鞍だったので少し乗りにくかったんですよ。ガーゼを貼って、最後まで撮影しましたが、当時のディレクターに、「せっかくチャンスをあげたのに、これでおしまいだと思った」と言われました。
――「なんてったってアイドル」が発売された 1985 年役所さんは 20 代だったということで、当時の思い出をお聞かせください。
【役所さん】:22 歳で俳優の無名塾というところに入ったんですけど、群衆の役を頂いて、大道具や小道具の手伝いをしながら全国を旅していた頃で、それはすごく思い出に残っています。舞台に出て、移動の時にはセットをばらして、トラックに積み込んで、最後のトラックが出てから、また次の公演場所に移動するという。全国で200 ステージぐらい旅巡業をして、とても楽しかったですね。裏方もやるということで、俳優としてもちょっとだけ出させてもらったんですけど、何しろその年に入ったばかりで、まだ学生というか、受験生みたいなものですからね。でも、今思えば、その時の裏方さんたちとの交流が、今の俳優業に生かされている気がします。