【熱海五郎一座】紅ゆずると横山由依がゲスト出演!新橋演舞場シリーズ第7弾 取材会・フォトコール

新橋演舞場5~6月公演として、三宅裕司を座長に、「熱海五郎一座 新橋演舞場シリーズ第7弾 東京喜劇『Jazzy(じゃじぃ)なさくらは裏切りのハーモニー~日米爆笑保障条約~』」(松竹株式会社と株式会社アミューズの共同製作・共同主催)を上演する運びとなり、初日を前に取材会とフォトコールを行った。

 お客様が心の底から本当に面白いと思える東京の喜劇“軽演劇”を上演しよう、“東京の笑い”を継承しようと、2004年に旗揚げした「伊東四朗一座」。伊東がスケジュールの都合でどうしても参加できない時もその想いを継承すべく、2006年に三宅裕司を座長に「熱海五郎一座」を旗揚げ。

 2014年には、ついに伝統ある大劇場・新橋演舞場に進出。以降、新橋演舞場にて毎年公演を行い、毎公演満員御礼で、劇場を大爆笑の渦で包み込んだ。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で全公演中止となったが、「絶対に同じメンバーで演る!」という全員の強い想いが叶い、奇跡的に同じメンバーでの上演が決定した。2年越しのパワーアップした抱腹絶倒の東京喜劇が帰ってくる!!

先日70歳の誕生日を迎えた座長・三宅裕司を中心におなじみの一座メンバー、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博(深沢と交互出演)、深沢邦之(東と交互出演)に加え、豪華ゲストに紅ゆずると横山由依(AKB48)を迎える。

 まず最初に2年越しに上演できる今の心境を聞かれた座長・三宅裕司は「大変な状況が続いている中でストレスを感じていらっしゃる方が多いと思います。だからこそ熱海五郎一座を観て笑って発散して欲しい、という思いをさらに強く持ちました。」と力強く答えた。延期になったこの1年間でギャグと笑いの部分が増えてパワーアップしたと豪語する。

 元宝塚歌劇団星組トップスターの紅ゆずるは退団後初めての舞台となる。意気込みを聞かれると「退団後初めての舞台が熱海五郎一座で大変光栄に思っています。毎公演(その思いを)噛み締めながら思いっきりギャグをとばしていきたいと思います」と爽やかな笑顔を見せた。

 今回は太平洋戦争でアメリカが敗戦したところから始まるストーリー設定。日系二世でジャズバンドの一員を演じるメンバーは楽器に挑戦する。

 ウッドベースを担当する三宅は「プロから見ればまだまだですが、この60歳オーバーの一座メンバーがよくここまで演奏できるようになったな、というレベルまではきました」と遠慮気味に話すと、ドラムを担当する横山由依は「毎公演緊張すると思いますが、1年以上前から(三宅)座長とメンバーとたくさん練習してきたので、披露するのが楽しみです!」と意気込んだ。即座に三宅から横山のドラムを聴きながら全員がリズムを合わせるのでバンドの要だと横槍が入ると「あ、またプレッシャーをかける(笑)。頑張ります」と息の合った掛け合いを見せた。

トロンボーンを担当する春風亭昇太は師匠である春風亭柳昇から受け継いだトロンボーンで曲を披露する。「頑張って演ります。多分師匠よりはうまいと思う」と自信を見せた。

ギターを担当するラサール石井はジャズギターを演奏するのは初めてで楽器を自費で購入した。「今年も中止になったらギター代は経費でおちるのかなと心配していたが、上演できることになって本当に嬉しい。一生懸命演っています」と語り、サックスを担当する小倉久寛は「30年前、番組のコーナーで吹き語りをするために買ったサックスで演奏します。今回はとうとう曲を吹くのでサックスが喜んでいると思います」とにこやかに話した。

 稽古期間中、考えてきたギャグを演出の三宅に全てカットされたリーダー(渡辺正行)は軍服姿で登壇。「私、先日剣道六段に合格し、非常にノッております。お芝居もギャグもキレ味抜群!」とやや滑り気味に言うとすかさず「こんな感じなのでカットです」と三宅からツッコまれ会場を沸かせた。

 東貴博と交互出演の深沢邦之は「感染症対策でマスクを着用したまま稽古をしていたので今日この場で初めてみんなの顔が見れました。マスク姿でも紅さんと横山さんの瞳の綺麗さに釘付けでした。」と語ると、同じく交互出演の東は「このメンバーが集まると本当に楽しい。明日初日を迎えられるのが楽しみでしょうがないです」と2年ぶりに上演できることに嬉しさを滲ませた。

 最後に「喜劇は役者とスタッフだけで創れるものではありません。お客さんの笑いと一緒に創っていくものです。世の中、みんな大変ですけど、来て観ていただければ、そこに必ず大爆笑の幸せがあります。みんなで協力して生のエンターテインメントを体感してほしい」と三宅が締め括った。

 アドリブのように見えるが、しっかり緻密に練られた笑いを台本通りに演じる熱海五郎一座の芝居に注目したい。とにかく“笑い”にこだわった、日本最高峰の東京喜劇“軽演劇”の舞台は期待大だ。

■熱海五郎一座 新橋演舞場シリーズ第7弾

東京喜劇 「Jazzy(じゃじぃ)なさくらは裏切りのハーモニー〜日米爆笑保障条約〜」

2021年5月30日(日)~6月27日(日)全37公演、新橋演舞場にて。

詳細は公演ホームページまで。

■熱海五郎一座メンバーが開催した三宅裕司70歳誕生日会の模様はこちら

関連記事

ページ上部へ戻る