【深川史那】インタビュー(前編)アイドル、歌手活動の楽しさは「お客さんと通じ合った瞬間」
- 2021/5/11
- アイドル, インタビュー, ミュージシャン
- baby bear PARTY, 深川史那
【歌 / 作詞作曲、ダンス / 振り付け / 日本舞踊、ギターなど多才な部分について】
-- そして深川さんは歌や作詞、作曲、ダンス、振付、そして日本舞踊やギターという本当に多才ですけど、どれからスタートされましたか。
深川 最初はダンスでしたね。
-- 何歳ぐらいにダンスをやろうと思ったのですか。
深川 3歳です。
-- うちの娘も3歳ですが、アンパンマンを見て一緒に踊ったり、朝の番組を見て一緒に踊ったりしますが、深川さんも踊るのは好きでしたか。
深川 そうですね。常に歌って踊る子でした。
-- では小さいときからその片鱗があったということですね。
深川 ありました。
-- 日本舞踊はどういうきっかけですか?
深川 日本舞踊は私の祖母の姉が先生をしていましたのでやってみようということでやっていましたが、私がやっていたダンスとは全然違ったので、それはそれで形等の勉強に凄くなったので続けていました。
-- ダンスはスピード感とかキレとかノリとかリズム感を凄く感じますけど、日本舞踊の僕のイメージはゆったりとしたテンポで綺麗な型にはめながら所作を見せていくようなものかなと思いますので、ダンスとは全然違いますよね。
深川 全然違いますね。最初は凄く注意をされました。ダンスの癖が出ちゃって足の位置が違うよとかよく注意されました。ダンスは3歳からやっていましたけど、日本舞踊は小学1年生ぐらいからだったので、それまでダンスを続けていたので変な癖が出ちゃって大変でしたけど凄く勉強になりました。違う筋肉とかも鍛えられるのでよかったです。
-- 静と動の違いが凄くあるなと思いますけど、そういうのが素地としてあって今の深川さんを作っているということですね。
深川 そうですね。頑張ることは小さい頃から好きです。
-- ちなみに勉強の方はどうでしたか。
深川 勉強の方はあまりですね(笑)。最優先が歌になっていたので勉強の方も頑張らないといけないなとは思っていましたけど、歌詞を書くのも勉強が必要だし表現も勉強は必要なので基本において最低限はやるようにしていました。でも歌のことを常に考えていましたね。
-- ちなみに得意科目は何でしたか。
深川 得意科目は音楽って言いたいですけど、国語ですね。
-- 詩を書く方ですね。
深川 そうですね。現代文とかは好きでした。
-- 本とかも色々取り入れるために読んだりしましたか。
深川 読みましたね。
-- どんな本がお好きですか。
深川 湊かなえさんの『Nのために』というドラマも好きですけど、湊かなえさんのシリーズが凄く好きです。
-- 恋愛ものですか。
深川 恋愛とサスペンス、少し闇もあるような雰囲気でそういうのを歌に書いたりしていましたね。
-- 確かに感受性を高めようとすると色んな作品やアートに触れることって、アーティストにとっては大事ですよね。
深川 大事です。自分が生きてきた中での経験では限りがあるので、経験したことのないサスペンスを取り入れることによって全然違った作品が生まれるので、あえて自分とは違う人生のものを選ぶようにしていますね。
-- ドロドロの恋愛感情とかって結構あるじゃないですか。
深川 そうですね(笑)。なかなか経験できないので、そこから取り入れたりしています。
-- 段々大人になるにつれて見る作品が変わってきて、そろそろ不倫の殺人事件とか歌詞の中に出てきたら笑っちゃいますね。
深川 (笑)。でも不倫は書いたことありますね。
-- 切ない系のですか。
深川 そうですね。今までずっと可愛いポップを書いていたのでギャップを出したいと思って浮かんだのがそっちの感じでした。ガラッと変わったねって言われました。
-- 実際に年齢とともに心境の変化とか感受性も徐々に変化していくと思うので、ファンの皆さんも同じように年代を重ねていっているからOKですよね。ご自身がしなければ(笑)。
深川 (笑)。そうですね。
-- でもこれから色んな作品と触れることによって、もしくはご自身の恋愛観みたいなものが熟成していく中で出てくるフレーズだとか作詞も随分変わってくるでしょうね。そういった心境の変化や作品の変化も楽しみにしたいなと思います。
深川 ありがとうございます。
-- あとギターがめちゃくちゃお上手ですね。女性も男性も楽器って大きさ同じじゃないですか。手の大きさとかもあると思いますけど、難しくないですか。
深川 難しかったです。最初は全然できませんでした(笑)。未だにギターだとFコードとか凄く力のいるものだったりすると力の入り具合で音が変わってきたりするので、そこはまだ課題ですけど、本当に難しいなと思います。
-- 女性ロックバンドとかが段々活躍するようになってきてからギターをやりたい女子とか凄く増えてきたなと思いますけど、現時点で凄くお上手にやられていますけど、何かコツみたいなものはありますか。
深川 まずは続けることですね。最初は音が全然鳴りませんでしたけど、とにかく下手でも続けていって、ギターだけじゃなくて他のことにおいてもそうだと思いますけど、続けることが一番大事だと思います。
-- 1曲弾けるようになるまでにどのぐらい練習しましたか。毎日触っていましたか。
深川 自分の体の一部だと思うぐらい毎日触っていました。腱鞘炎になりながらも触っていました。
-- なりますよね。僕もやっていましたけど、普段絶対に動かさないような指の使い方になるので、Fで挫折する人って多かったと思いますよね。でもそれを続けてこられた理由は何ですか。
深川 好きという気持ちですね。心の奥に歌を歌いたいっていうのが常にあったので、ギターは歌をさらによくするための家族だと思っています。
-- ギターが家族。名前をつけていたりしますか。
深川 ギータローってつけています(笑)友達です。
-- いいですねー(笑)。ギータローは雄ですね。
深川 雄です。恋人です。
後編は近日アップしますのでお楽しみに!
◆深川 史那(ふかがわ ふみな)プロフィール
アイドル・シンガーソングライター
アイドルグループ「baby bear PARTY」赤色
宮崎県出身 AB型
【特技】
・ 歌 / 作詞作曲
・ ダンス / 振り付け / 日本舞踊
・ ギター
【活動実績】
・ 2008年: a-nation アクトダンサー
・ 2009年、2010年、2011年: avexキラットエンタメチャレンジコンテスト 九州代表 ファイナル
・ 2010年4月: EXPG特待生(〜2012年2月)
・ 2011年: EXILE ツアーバックダンサー
・ 2012年:唐津ジュニア音楽祭 グランプリ
・ 2015年: テレビ朝日 MUSICるTV 出演
・ 2016年: テレビ東京THEカラオケ★バトル出演
・ 2017年: テレビ東京THEカラオケ★バトル 出演(決勝進出)
・ 2018年: アイドルソロクイーンコンテスト ファイナリスト
・ 2018年: Ank Rouge 渋谷109 ビジョンモデル
・ 2018年: アイドルベストシンガーコンテスト優勝
・ 2020年: CBCテレビ「メイプル超音楽」(MC: メイプル超合金)CMソング
・ 2020年: Music Video「INORI」
・ 2021年: 「電車でGO!!」(アーケード版)テーマソング
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(インタビュアー:山口義徳)